【姫様】
「これからも妾を守れ。その分、ナカジマは妾が守る
ナカジマの命は妾が、守るぞ」

【タカシ】
「姫、様……?」

姫様の肩からマントが落ちた。
上着のの留め金が外され、一枚、一枚、姫様の纏う衣服が滑り落ち、白い肌が晒される。
そうして、自ら見に纏うものを脱ぎ捨てた姫様は、熱と怠さに浮かされた僕の身体から、衣服を抜き取った。

【姫様】
「妾とナカジマは夫婦……ナカジマのことは妾が守ると言ったであろう?」

僕に跨った姫様が細めた目で見下ろしてくる。
久しぶりに目にした姫様の裸体に、僕は即座に反応し、触れ合えなかった時間の分だけ熱く、固く、滾っていた。
月明かりの元でもわかるくらい、赤く火照った顔。
胸に蕾む薄紅は隆起し、秘部の奥から湧き出してくる愛液は、僕の陰部に流れ伝う。

【タカシ】
「うぅっ!」

小さな手が胸から脇腹にかけて滑り、僕は身体を跳ねさせた。
歪む顔、強ばり震える身体、姫様はそんな僕を見守るように見下ろしている。

【姫様】
「んっ、身体だけでなく、こっちも跳ねておるな」

【タカシ】
「あうぅっ!」

滑り降りていく手が、そのまま下腹部へと流れ、ヒクヒクと暴れて姫様のお腹を打った灼熱を、指先でそわりと撫ぜた。
優しい触れ方に促され、身体の中で熱がとくりと脈打つと体外へ滲み出す。

【姫様】
「ぬはは、もう気持ちよい汁が溢れて来ておるのじゃな……妾も人のことは言えぬがのう」

微かな水音を響かせながら、先端から溢れる透明の滴を姫様が塗り広げた。
てらてらと光を返し始める。
自らが吐き出した液にまみれながら、僕は昂ぶっていく。

【姫様】
「気持ちよいのか、ナカジマ」

【タカシ】
「はい……あの、もっと、激しく……」

【姫様】
「激しく、か……こうかでよいか?」

先端を包む五本の指が、透明の粘液をまとわりつかせてせわしなく踊り始めた。
裏と言わず、表と言わず、過敏な粘膜が責め立てられる。

【タカシ】
「ああぁ……すごくっ、いいです」

性器を中心に身体が熱を帯びる。
僕に触れる姫様もそうなのか、無意識にだろう、押しつけてくる姫様の秘部は熱く、肌はうっすらと色づいていた。
溢れ出る粘液は止めどなく、僕の股間を濡らし、感じられるほど大きな染みをシーツに作っている。